看護・介護日誌~ナースの卵から看護の未来へ~

看護介護の総復習と看護の未来について

熱中症予防と家族のサポート

熱中症から体を守り
今年の夏を乗り切る

 

 

梅雨のジメジメに加え、

連日の25℃を超える夏日、

そして今年の夏は

新型コロナウィルス感染予防のために

仕事中にもマスクが欠かせなくなりました。

 

テレビのニュース番組でも

熱中症やマスクによる

熱中症にも十分気をつけましょう』と

呼び掛けているにもかかわらず、

早くも熱中症による患者さんは

増加しているようです。

 

 

 

2019年、熱中症死亡者数は約1600人、

そのうち8割は65歳以上の高齢者です。

 

高齢者の方は暑さを

自覚しにくいことも多く、

本人が気付かないうちに熱中症が重症化し、

最悪の場合死亡するケースもあります。

 

今回は脳疾患患者さんに対する

熱中症予防と家族でできるサポートまで

紹介していきたいです。

 

 

 

 

熱中症の基礎知識

熱中症とは

暑い環境や体温が下がりにくい環境で

起こる体の異常のことをいいます。

 

『日射病』という言葉を

聞いたことがありますか?

 

私や年配の方たちには

こちらのほうが熱中症よりは

なじみが深いと思いますが、

夏の暑さや炎天下で気分が悪くなったり、

倒れたりする状態のことを

そう呼んでいました。

 

しかし、近年必ずしも

夏の暑さだけや

炎天下にいるときだけに

発症するとは限らず

色々な要因が重なりあったりすることで

発症することから『熱中症』と

2017年ごろより、

一括りにして呼ばれるようになりました。

 

熱中症の原因

熱中症の原因は、

体温が上昇しているが、

体温調節機能のバランスが崩れ、

体内に熱が溜まってしまうことです。

 

体温が上昇した場合、

人間の体は適切な体温を維持するために、

汗をかいたり、皮膚温度を

上昇させたりして熱を体外へと

放出しようとします。

この機能が損なわれることで、

熱中症が生じます。

 

熱中症になる3つの要因

熱中症はいろいろな要因で

発症することがあります。

 

主に3つの要因に分けられます。

 

環境による要因

・気温や湿度が高い

・強い日差し(直射日光)

・風通しが悪い

・閉めきった部屋

・エアコンをかけていない

・厚着をしている

体の要因

・二日酔いや栄養不良などの

体調不良

・高齢者や乳幼児

・持病がある

・肥満(体内に熱がこもりやすい)

・運動不足

・下痢などの脱水状態

行動による要因

・スポーツ

・農作業や労働など、

屋外での長時間作業

・乳幼児など自分で

水分補給できない状態の時

 

これらの要因があれば

熱中症にかかるリスクは高まります。

この要因をひとつひとつ除去していく、

または対策していくだけで

発症のリスクは軽減されます。

 

熱中症の種類とその症状(サイン)

熱中症は4種類のタイプがあり、

軽度から

熱失神

②熱けいれん

熱疲労

④熱射病と重度になります。

 

これらの4つをまとめて熱中症とよびます。

熱失神

暑さで皮膚の血管が広がり、

血流が減るため血圧の低下が起こる。

そのため脳にいく血液の量が減り

下記のような症状がおこる。

 

症状・・・立ちくらみ、めまい、

顔面蒼白、一過性の失神、

脈が速くて弱くなる

 

《応急手当》

涼しい場所へ避難し

足を高くして寝かせる、

太い血管のある太ももや首、脇などを冷やし、

うちわであおいだりして体温を下げるようにする。

また、意識があるときは、

塩や塩飴、梅干しなどと水分を摂取させる

②熱けいれん

外気温が高い中で、

激しい労働やスポーツをしたときに

大量の汗をかいているのに

水分のみ補給していると起こりやすい

血液中の塩分(ナトリウム)が低下している状態

 

症状・・・筋肉痛、手足がつる、

筋肉に痛みを伴ったけいれん

 

《応急手当》

熱失神同様に

応急手当をおこないながら、

コップ1杯の水+塩ひとつまみ+砂糖5つまみを

加えた水分を飲ませる。

 

 

熱疲労

大量の汗をかくことで水分・塩分が

足りなくなり、重度の脱水状態を起こしている。

 

症状・・・全身倦怠感、吐き気、

嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下

 

《応急処置》

衣服をゆるめて、

風通しの良い涼しい場所で水分補給を行う。

症状の改善が見られない場合は

救急車を呼ぶ。

 

④熱射病

熱疲労がさらに悪化した状態で、

体温上昇のため中枢機能に異常をきたし、

体温調節機能も働かなくなるため

発汗がなくなり、体温が上がり続ける

 

症状・・・痙攣や意識障害、ショック症状

 

《応急処置》

発見や対処が遅れると

死亡するケースもあるため、

素早く救急車を要請し、

その間に体温を下げるために

涼しいところに運び足を高くして寝かせる。

意識がなく心停止状態の場合は

救急車を呼ぶ→心臓マッサージを行う→AEDの活用

 

脳疾患患者さんに対する熱中症予防と

家族でできるサポート

脳血管疾患の患者さんで

微小脳梗塞などの症状として

 

片頭痛

めまい

しびれ

 

などがあります。

 

どれも熱中症の症状にもあるので

見極めが難しいですが、

普段から熱中症になる3つの要因に対して

注意していると熱中症

防ぐことができると思います。

また、脳疾患患者さんとしては

脱水が怖いのでその点も

注意してみていきたいポイントです。

しかし、すべてのことが

できるわけではないので

家族ができるサポートとして

・こまめな水分補給を声をかけて促す、
・衣類の調整を再度チェックする
・塩飴や水分補給用のドリンクをいつも持ち歩く
・便利な市販の冷却グッズを使用する
・尿回数や尿量、汗のかき具合をチェックする

 

 

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